この場所との相性がいいみたいで雪の重さで何度か枝が折れましたが 白色と淡ピンク色の花を今年もつけてくれました。
この場所との相性がいいみたいで雪の重さで何度か枝が折れましたが 白色と淡ピンク色の花を今年もつけてくれました。
聴琴亭の南の庭では しなやかに弧を描く枝に 白い小花をてまりのように こでまりが咲いています。
木の芽が今 丁度いい大きさになりました。木の芽のかおり すきです。春の香りです。香りをかぐと食欲がわいてきます。
聴琴亭(ちょうきんてい)では、木の芽を聴琴そば、殿様うどん、御前そば、力うどんに薬味として使っております。
水墨画にもよく描かれますが 花にはわびた美しさを感じます。そして なぜか時代を思います。
何十年も前から繰り返しこの場所で早春に咲いていたのでしょう。
椿の花は首が落ちやすく 嫌われることもありますが緑のこけの上に椿のはながあるのはきれいです。
枝いっぱいに黄色の花をつけ 春の華やぎが感じられます。
れんぎょうは、とても丈夫な木です。剪定をしても しても大きくなります。
南の正門前のすいせんが一度に咲き始めました。越前すいせん らっぱすいせんなど色々な種類のすいせんがあります。いい香りです。
現在は水量が余りありませんが 鯖江七代藩主 間部詮勝公が聴琴亭を訪れた(安政の頃)当時の谷川はきれいで水もよく流れていたそうです。
その流れは ししがほえてるがごとく聞こえたそうです。 この家が栄えるようにと言い伝えられたことばが書かれた碑石です。
当時の谷川としての川底が残っているのは、聴琴亭前の流れのみだと思います。今も 沢かにがおり 時節になると蛍が飛び交います。